"I lived"な人生

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ボージョーアウンサンマーケットに行った

モヒンガーでお腹がふくれたので、ホテルにチェックインし、着替えと化粧と髪型を整えて出発。

向かうはボージョーアウンサンマーケット。

 

ボージョーアウンサンとはミャンマー語でアウンサン将軍を意味していて、アウンサン将軍はミャンマーを独立に導いた第二次世界大戦前後のビルマの将軍であり、ミャンマー民主化の象徴であり指導者でもあるアウンサンスーチー氏の父でもある。

 

コロナ前は観光客で賑わっていたらしいけど、コロナとクーデターで経済が大打撃を受けて観光客がほとんどいなくなった今、人の姿はまばらで賑わいとは程遠かった。

ボージョーアウンサンマーケット

シャッターは下りてるけど宝石屋さんがたくさんあるのがさすがミャンマーという感じ。ミャンマーが宝石の産地っていうのはあまり知られていない気がする。

ミャンマーから産出される宝石で特に有名なのは翡翠やルビーで、ボージョーアウンサンマーケットでもブレスレットや置物といった翡翠でできたお土産がたくさん並んでた。ちなみにマンダレー近くには翡翠でできたお寺もあるらしい。次回ミャンマーに行く際にはぜひ行ってみよう。

ちなみに高田馬場にはルビーという名前のミャンマー料理屋さんがあるのでぜひ行ってみてほしい。

 

行った時間がお昼時よりも少し早かったのもあるかもしれないけど、食堂のあるエリアもテーブルと椅子の数に比べてこれだけしか人がいない。

 

建物の中に入ってみた。

お店は残っているけどショーウィンドーには何も並んでいなくて、お店の人もいなくて、ここの人たちは一体どこへ行ってしまったんだろう。

もちろん開いてるお店もあったけど、コロナとクーデター前のミャンマーを知っている人が見たらとてもショックな光景だと思う。

 

マーケットの奥の奥まで行ったらかわいいTシャツを売っているお店を見つけた。ビルマ文字がずらりと並んだTシャツ。色もデザインもいくつかあったけど、シンプルかつタイに戻ってからも着やすそうな白ベースのTシャツにした。

せっかく買ったんだし今日はこれを着て観光しようと、マーケット内のトイレで着替えて撮ってみた写真。

 

別のお店でかわいいサンダルも売ってたので買ってみた。

日本円にして約400円だったと記録しているから、多分10,000チャット。このときは100チャットが1バーツだったので、タイから来た私たちには計算しやすかった。

こちらはマーケットでも特に印象に残った場所の一つ。

一面に並んだロンジーが美しくて、写真を撮らずにはいられなかった。このときは着る機会ないだろうと思って買わなかったんだけど、次にミャンマーに行ったら絶対に買う。タイにいてもミャンマー人の集まりに顔を出す機会は思いのほか多くて、そういった場ではやっぱりロンジーを着るのがいいだろうから。

 

もう一枚、印象に残っているのがこちら。

頭に大きなタライを乗せて歩くロンジー姿の女性。

そもそも民族衣装姿で歩く人を日常に見かけなくなった日本からやってきた私にとって、普段着として民族衣装を着るミャンマーの人々は新鮮で美しい。うん、やっぱり次に来たらロンジーを絶対に買って帰ろう。

 

ボージョーアウンサンマーケットでは、ナガ族の作った手縫の刺繍が美しい布も買った。高校生の時にたまたま図書室で見つけた本を読んで以来、ずっと頭のどこかに残り続けていた人たち、ナガランド、ナガ族。ミャンマーとインドにまたがる地帯に住んでいる少数民族で、ナガ族の刺繍は動物がモチーフのものが多くて可愛らしい。そんな可愛さと裏腹に、他の少数民族同様につらい苦しい歴史を歩んできたのもまた事実として知っておくべきだと思う。

www.kinokuniya.co.jp

ちなみについ最近知ったことだけど、私の周りにも、それもとても身近なところにナガ族の人がいた。

 

たった2時間足らずの滞在時間だったけど、印象に残ったボージョーアウンサンマーケット。ヤンゴンに行く人はぜひ行ってみてほしい。